後期の活動に向けて
成実朝子(関西地区主事)

長かった(終わってみればあっという間の)夏休みが終わり、後期の活動が始まった学校も、まだいつ活動するか考えている学校もあるかもしれません。今回は後期の学内活動について書こうと思います。

後期は落ち着いて学内活動に取り組むことができる時期だと思います。リーダーも前期より慣れ、みんなのスケジュールが確認しやすくなっているでしょう。参加メンバーも、サークルの雰囲気や聖書研究にも慣れてきていると思います(後期の活動がうまくできないグループも、忍耐して祈っていきましょう)。

後期の活動をいつ行うか決まったら、活動を公認されている学校では、ぜひポスターを貼って欲しいと思います。「ポスターなんて、今どき……」と思うかもしれませんが、ポスターは不特定多数の人に聖研の存在を知らせるために良い方法です。前期はたくさんのポスターが貼られているので、その中で目立つことは難しいと思いますが、後期に新たにポスターを貼っているサークルは少ないでしょう。後期からも参加メンバーを募集していることが分かれば、来てみたいと思う人はいるはずです。誰でも出入り自由なこと(1年生でなくても、これまで聖書を読んだことがない人も、聖書を持っていなくても)、いつからでも参加する人を募集していることを書いておくと良いと思います。

後期にはクリスマスがあります。日本人にとって、キリスト教で一番親しみが持てる(敷居が低くなる)のはクリスマスでしょう。早目にクリスマスに向けて計画を立てていきましょう。大きなことができる学校は、ぜひチャレンジして欲しいと思います。いろいろな企画ができるグループも、協力できるメンバーが少なくて難しいグループも、大切なことは、今、参加している未信のメンバーにとって良い会になるような、あるいは、自分のクリスチャンではない友人を誘うことができる(誘いたいと思う)会を具体的にイメージして計画することです。

余談ですが、学内がない方にとっても、すでに学内活動に関わっている方にとっても、クリスマスはとても良い機会です。ぜひ機会を見つけて、皆さんが通っている教会に友だちを誘ってみてください(もっと余談ですが、私は中学生の時に友人に誘われてクリスマス会に行ったのが教会に行った最初でした)。

学内における一つ一つのことを通して福音が拡がっていきますように、そして、それに携わるみなさんが神様からの支えと励ましを経験できるようにお祈りしています。

「しかし、あなたがたは、選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神の所有とされた民です。それは、あなたがたを、やみの中から、ご自分の驚くべき光の中に招いてくださった方のすばらしいみわざを、あなたがたが宣べ伝えるためなのです。あなたがたは、以前は神の民ではなかったのに、今は神の民であり、以前はあわれみを受けない者であったのに、今はあわれみを受けた者です。」(Ⅰペテロ2:9-10)


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